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 HIS×SOCCER KING ドルトムントの真実~Echte Liebe~

[NEW]ダービー男”香川の2年連続弾は?世界最高峰の熱気と興奮、そして“安全な”ルール・ダービーを現地で体感しよう!(2016.9.16)



■ルール・ダービーの誕生は1947年

近年のドルトムントは国内のみならず、欧州の舞台でも確個たる地位を築いている。ドイツの絶対王者バイエルンとの直接対決は、ドイツ版クラシコを意味する『デア・クラシカー』と呼ばれ、世界中から注目を浴びるほどになった。

しかし、そんな頂上決戦とは別に、ドルトムントにとっては文字通り、クラブの威信をかけた戦いがある。それは、「全ダービーマッチの母」とさえ形容される、シャルケとのルール・ダービーだ。

ブンデスリーガ公式サイトによると、両者にライバル感情が芽生えたきっかけは、1947年5月18日、当時まだ格下だったドルトムントが、地域リーグで圧倒的な強さを誇っていたシャルケを下し、リーグ優勝を決めたからだという。ドイツで最もサッカーが盛んなルール地域に、2人の王者はいらない--彼らの敵対心は、直接対決を繰り返すごとに、増加していった。

ボルシア・ドルトムント(イメージ)


現在では、その高い危険性を理由に、試合当日は両クラブのサポーターが完全に隔離されての移動となる。また、アウェー側のウルトラスがスタジアムに入場する際には、その周囲を丸ごと警官隊が取り囲まなければならないほど。これまでにドルトムントの試合を観戦したことがある人ならば、ダービー当日のスタジアム周辺に着いた瞬間、過去のものとはまるで違う緊張感が漂っていることを、瞬時に感じ取れるはずだ。

もちろん、不必要に他人を煽ったりせず、節度を守った行動を心がけていれば、問題に巻き込まれることはほとんどない。なにしろ、このドイツ一熱い戦いには数千人規模の警官隊が配備されており、できるだけ諍いが起こらないよう、彼らがいたるところで目を光らせているからだ。したがって、変に目立つことさえしなければ、スタジアムでドイツ最高峰の試合を、安全に観戦できるのである。

■期待が高まる“ダービー男”香川真司の2季連続ゴール


さて、我々日本人にとって気になるのは香川真司の動向だ。残念ながらシャルケの内田篤人はケガからの復帰が遅れており、日本代表を牽引してきた2人の激突は見られないだろう。しかしトーマス・トゥヘル政権2年目も、香川は中盤のキーマンとして主力の地位をキープしている。昨シーズンを思い返すと、香川はルール・ダービー2戦連発をマークし、そのうち今年4月の試合では芸術的なループシュートも決め、同ダービー通算4得点目。次回の対決も含め3試合連続弾ともなれば、恐らく「Shinji Kagawa」の名前は、ドルトムントファンの間で未来永劫語り継がれることになるはずだ。

ボルシア・ドルトムント(イメージ)


ブンデスリーガが創設された1963年以降、ルール・ダービーの戦績は、ドルトムントが32勝、シャルケが30勝、そして引き分け26回と、ほぼ互角。長い年月の中でお互いに好不調の波がありつつも、これだけ拮抗した結果になっているのは、この一戦が両者にとって“特別”であるからに他ならない。今季はドルトムントもシャルケも開幕ダッシュに成功したとは言えないが、例え絶不調に陥っていようとも、普段とは見違えるようなチームに変貌を遂げてしまうのが、このルール・ダービーという大舞台なのだ。

ボルシア・ドルトムント(イメージ)


これまで数々のドラマを生み出してきた同ダービーを見られるチャンスは、決して多くない。ドルトムントにとっては、11月19日には今シーズンの優勝争いを占う大一番、ホームでのバイエルン戦が控えている。ドイツサッカー、そしてドルトムントファンの方々には、ぜひこれを機会にドイツ随一の会場と名勝負を現場で体験して頂きたい。

文=鈴木智貴 提供=サッカーキング

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