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    桑田真澄の​球道即人道

    PROFILE

    1968年4月1日 大阪府出身
    PL学園高時代 5大会連続甲子園出場 優勝2回 準優勝2回 ベスト4 1回
    甲子園通算20勝(3敗)、6本塁打
    1986年東京読売巨人軍入団
    通算173勝141敗14セーブ
    沢村賞。MVP、最優秀防御率他、数々のタイトルを獲得
    2007年ピッツバーグ・パイレーツ入団
    2008年現役引退
    現在は講演活動や野球教室で全国に足を運びながらアマチュア野球の 現状を分析。野球界への恩返しを目的としNPO法人アミーチ・デル・ クオーレを通じ、精力的に活動。 また東京大学大学院の研究生でもある。



    【vol.4】『グアム』(2015.1.7)

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     あれは嬉しかったなぁ。

     もう28年も前のことになるんだね。1987年だから、プロ2年目か…初めて一軍の グアムキャンプのメンバーに選ばれたんだよ。1年目は二軍スタートで宮崎にいたから、グアムの地に降り立った瞬間、プロとしてスタートを一軍で切れた喜びと、ルーキーの年とは違う緊張感があった。一軍での登板経験はあったけど、江川(卓)さん、西本(聖)さんをはじめ実績のある先輩方と一緒にグアムのメンバーに選んでもらったことで、ジャイアンツの一員として責任を果たさなくちゃと、身震いするような気持ちになったのを今でもよく覚えている。
       
     以来、ジャイアンツの一軍キャンプのスタートは、1999年までずっとグアムだった。ヒジのリハビリで宮崎に残った年もあったけど、グアムという場所は、僕のプロ野球のキャンプの原点でもあるんだ。僕は現役時代、1月下旬にオーストラリアのケアンズへ行って自主トレをしてから2月1日のグアムキャンプに参加、2月中旬から宮崎というキャンプを過ごしていた。2月の前半を暖かいグアム、後半の宮崎で寒さに慣れて、3月のオープン戦に入るのがベストだと思っていたんだ。個人的には、今でもキャンプは暖かいところからスタートした方がいいと思っているよ。  プロ野球のキャンプといえば、夜間練習もあるし早出特打ちもあるから、朝から晩まで野球漬けというイメージを持ってる人が多いかもしれないね。でも僕に関してはそんなことはしなかった。
       
     スポーツ選手というのは、長時間に渡って練習するのが当たり前だと思われているけど、実際にはあるべき姿はそうじゃないんだ。体力、技術を効率よく高めようと思ったらまず、常に万全な状態で練習に臨むことが大前提になる。体調が万全なら集中力も高まるし、身につけたいこともきちんと身につくからね。そのためにはやり過ぎもダメだし、やらなさ過ぎもダメ。ごはんも食べ過ぎは論外、食べなさ過ぎもいいことはない。睡眠も寝過ぎはよくないし、寝不足じゃ話にならない。つまり、僕がいつも言う “バランス”が何より大事なんだ。キャンプでもトレーニング、栄養、休養のバランスを取るという意識を常に持って、一日の時間をうまく使うことが大切になる。キャンプに行くとホテルで過ごす時間が長くなるから、僕は本を読むことを心がけていた。現役の時にはどこか遠くへ行ったり、何かを体験する時間が限られているから、その分、僕は本からいろんな知識を得ていた。麻雀やトランプ、パチンコもいいけど夢中になって寝不足になっていた選手も多かったし、長い目で見て何が野球のためになるかということを考えたら、やっぱり僕は読書を勧めるな。いろんな知識は野球にも役立つし、野球を辞めてからもセカンドキャリアの土台作りになる。だって、何事も知らないより知っていた方がいいでしょ。    

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     グアムには本当にいろんな思い出があるよ。なかでも20代前半、プライベートでいろんなトラブルを抱えて大変だった時期、グアムの大自然に癒されたことがすごく印象に残っている。球場でメディアやファンの方にもみくちゃにされて、それでもみんなから応援されていると思えるならいいんだけど、あの頃はみんなが僕のことを非難するような目で見ていた気がしちゃってね。こっそりホテルを抜け出してビーチに行って海を眺めながら波の音をずっと聞いていたり、丘の上まで散歩に出かけて、風を感じながら真っ青な空を見上げてみたり…そういえば、恋人岬へも行ったなぁ。

     グアムの恋人岬にまつわる伝説、知ってる?

     その昔、グアムに住んでいた美しい少女が、意地悪でプライドばかりがやたらと高いスペインの総督に目をつけられたんだ。その総督に頼み込まれて、彼女のお父さんが、総督と彼女を勝手に婚約させちゃったんだよ。でもその少女にはグアムに好きな男性がいてね。それを知らなかったお父さんは、激怒して彼女を家に閉じ込めた。そして総督との結婚式の日取りまで、勝手に決めてしまったんだ。
          
     結婚式当日、彼女は家を抜け出して恋人に会いに行った。それに気づいたお父さんと総督、スペイン兵たちは、必死で探し回って、ようやく二人を見つけた。タモンビーチを望む崖っぷちまで追い詰められて、もう逃げられないと覚悟した二人は、互いの黒髪を結んでキスを交わし、そのまま海に身を投げたんだ。以来、この岸壁は“プンタン・ドス・アマンテス”、つまり “恋人岬” と呼ばれるようになったんだよ。

     そんな伝説を知ってから岸壁に立ってみると、海や空が美しいだけじゃなくて、その頃と何も変わらない大自然が、どこか切なく、また偉大なものに感じられた。グアムに行ったら、ぜひ訪れてみたらどうかな。

     グアムは日本から直行便で約4時間で行けるし、海外の雰囲気と雄大な大自然を味わうことができる。現地のチャモロ人の人たちと接することで文化や言語の違いも感じることができるし、きっと素晴らしい経験になると思うよ。もちろん、グアムには美味しいレストランもたくさんあるしね。僕のおススメは、レオパレス・リゾートにあるフレンチ&イタリアンの店、『フィレガロ』とハイアット・リージェンシーの中にあるイタリアン、『アルデンテ』かな。他にも、地元のチャモロ料理を食べるのもグアムならではの楽しみなんだ。グアムのお祭りには欠かせないレッドライスは、日本でいえばお赤飯のようなもの。チキンやビーフ、エビを使ったケラグエンは、ココナッツ、唐辛子にレモンの酸味が効いていて、さっぱりした味付けの前菜だよ。今までの常識を疑って、先入観に縛られず、現地の味にトライしてみる…これこそが海外旅行の醍醐味だからね。ちょっと大げさかな(笑)。


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    構成/石田雄太
    プロデュース/市川光治(光スタジオ)
    写真/梅田雄一(studio dp)




    【記事一覧】
    [NEW]【vol.8】ダウト(2015.4.8)
    【vol.7】常識を疑え!(2015.3.26)
    【vol.6】理不尽のカタチ・現代版(2015.2.27)
    【vol.5】子育て(2015.1.21)
    【vol.3】ワイン(2014.12.16)
    【vol.2】決断(2014.12.4)
    【vol.1】日米野球の思い出(2014.11.20)



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