PROFILE
1968年4月1日 大阪府出身
PL学園高時代 5大会連続甲子園出場
優勝2回 準優勝2回 ベスト4 1回
甲子園通算20勝(3敗)、6本塁打
1986年東京読売巨人軍入団
通算173勝141敗14セーブ
沢村賞。MVP、最優秀防御率他、数々のタイトルを獲得
2007年ピッツバーグ・パイレーツ入団
2008年現役引退
現在は講演活動や野球教室で全国に足を運びながらアマチュア野球の
現状を分析。野球界への恩返しを目的としNPO法人アミーチ・デル・
クオーレを通じ、精力的に活動。
また東京大学大学院の研究生でもある。
[NEW]【vol.8】『ダウト』(2015.4.8)
父と子に贈る9つの新・提言!『桑田真澄の常識を疑え!』(主婦の友社)が無事店頭に並びました。この野球教本と併せて出版したのが、『ダウト』(集英社)。こちらは、学童野球を舞台にお父さんコーチと子どもたちが野球の常識に立ち向かう物語を描いた”野球マンガ”なんだ。僕は、監修という形で漫画家・立沢克美先生をサポートさせて頂いた。
なぜ、教本とマンガの二本立てという形を取ったのか。それは、僕の考える”常識を疑え”という発想をぜひ子どもたちにも伝えたかったからなんだ。もちろん教本は小学生が読んでも理解できるよう、工夫したつもりだよ。ただ、教本となると、どう しても見構えてしまう子もいるんじゃないかなと思ってね。マンガにした方が、より子どもたちに伝わるんじゃないかなと思ったんだ。
ところが実際に出来上がった作品は、子どもだけでなく大人にとっても十分、読み応えのある作品に仕上がっていた。登場人物は魅力的だし、ストーリーも面白いんだ。
僕は現役時代からアメリカにはよく行ったけど、引退してからはヨーロッパやアジアなど、あちこちへ行くようになった。そこで驚いたのが、世界中で日本のアニメやマンガ好きの人が多いということ。すごく衝撃だったね。日本のアニメやマンガがこれほど世界に進出してるなんて、知らなかったからね。
この作品を読んでみて改めて感じたのは、マンガってすごくイメージがわきやすいんだなってこと。例えば、失敗して怒られているときやビックリしたとき、喜んでいるときや悲しんでいるとき……マンガはそういう感情表現に適していると思った。マウンドでピッチャーがキャッチャーのサインを覗き込むとき、写真や映像ではバッテリーが何を考えているのかまでは表現できない。でもマンガは吹き出しを使ってバッテリー間の会話を成立させちゃうんだよね。
「さっきの打席、カーブを打たれたな」
「じゃあ、この打席ではカーブをボールゾーンに投げて見せ球にしよう」
「決め球はインコースのシュート」
「よっしゃ、呼吸ピッタリだ」
なーんてね。
僕は子どもの頃、『巨人の星』や『侍ジャイアンツ』、『アパッチ野球軍』をアニメで見た。『ドカベン』はマンガで読んだかな。あと『北斗の拳』も高校時代に読んだなぁ。僕が現役時代、マウンドで独り言を言うようになったのも、『巨人の星』の星飛雄馬が「左門さん、いくぞ」とか「花形、オレは負けん」とかマウンド上でぶつぶつ呟いているのを見ていたから、その影響を受けたのかもしれないね(笑)。
そうそう、『ドカベン』で覚えているのが映画版を観に行ったときのこと。主人公の山田太郎って、いつもみんなのことを思って、寡黙で、正義感があって、素晴らしい人格者じゃない。でもそんな山田も、野球部の練習では殴られてる(苦笑)。それでも山田が耐えているシーンを見て、ああ、野球ってやっぱり殴られても耐えなきゃいけないんだなって思ったんだよ。こういう理不尽な指導方法が、当時は常識だったんだよね。
僕は小学生の頃から、野球の指導でおかしいと思い続けてきたことがたくさんあ
った。それは技術論の教え方から指導者の立ち居振る舞いまで多岐にわたっていた……もしマンガやアニメでそんな指導方法を表現していたら、子どもたちはそれを当たり前だと思ってしまう。だから、僕は野球マンガの世界でも「常識を疑って」欲しかったんだ。もちろんすべてが間違っているということではないから、この本をきっかけにして自分で考えて、自分で試してみることの大切さを実感してほしい。
そうそう、『ダウト』のラストシーンはカッコよくてお薦めです。これは実際にあったエピソードなんだ。ぜひ最後まで読んでみてほしいな。
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構成/石田雄太
プロデュース/市川光治(光スタジオ)
【記事一覧】
【vol.1】日米野球の思い出(2014.11.20)
【vol.2】決断(2014.12.4)
【vol.3】ワイン(2014.12.17)
【vol.4】グアム(2015.1.6)
【vol.5】子育て(2015.1.21)
【vol.6】理不尽のカタチ・現代版(2015.2.27)
【vol.7】常識を疑え!(2015.3.26)
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