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アナタをトリコにするマイアミ特集

マイアミってどのようなイメージがありますか?青い空と美しい海、でもちょっと危ないイメージ・・・あれ、でもそもそもアメリカのどのあたりにあったっけ?というのがホンネでしょうか?行ってみると、なんとも陽気な雰囲気と気さくな人々、そして心奪われるほどの美しい景色の数々。いつの間にかアナタをトリコにする様々な表情を持つマイアミ、思い切って訪れてみませんか?



●憧れのセブンマイルブリッジを駆け抜けてキーウエストへ

セブンマイルブリッジ(イメージ)

珊瑚礁の島々フロリダキーズを繋ぐ海上の一本道、セブンマイルブリッジ。全長11km弱の真っ白い橋はオーバーシーズ・ハイウェイと呼ばれ、ドライバーたちの心を鷲掴みにするまさに憧れの道。見渡す限りの海に囲まれたエリアを抜けた先にある終着地はキーウエスト。全長約6km、幅約3kmの島はアメリカ最南端で、あの文豪E・ヘミングウェイに愛された島としても知られています。キューバまで90マイルの表示があるサザンモスとポイントで記念撮影をして、文豪が通ったスロッピー・ジョーズ・バーにも足を伸ばしてみよう。

●幸運を運ぶ6本指の猫

キーウエストを愛し、『老人と海』で知られるアメリカの文豪E・ヘミングウェイが約8年間を過ごした「ヘミングウェイハウス」。ここにいる約50匹の猫たちは何と約半数が6本指の珍種!ヘミングウェイが旧知の船長から貰った2匹の船乗り猫が起源で、近親交配の結果多指症になったと言われています。航海中の貴重な食糧をネズミから守り、船のマストロープを掴めるようなミトンのような前足を持つ船乗り猫。海での献身的な仕事ぶりから幸運を呼ぶとされる猫。その末裔猫たちが今日も部屋のベッドやテーブル、緑豊かな庭、水飲み場、ショップのレジ周りなど思い思いの場所できままな時間を過ごしています。一匹一匹に歴代大統領や有名人の名前が付けられているのも面白いです。

幸運を運ぶ6本指の猫(イメージ)

●悲しみの1セントコイン

悲しみの1セントコイン(イメージ)

ヘミングウェイハウスにあるキーウエスト1の大きさを誇るプール。留守がちな彼の心を取り戻そうと、妻ポーリンがおよそ2万ドルをかけて作った青さが美しいプールですが、その製作費を知ったヘミングウェイが激怒。まだ乾いていないプールサイドのコンクリートに1セントコインを押し付け、「これが君が私から取ることができる最後の1セントかもしれないな」と語ったエピソードがあります。埋め込まれたコインが今でもプールサイドに残っているのが、悲しい離別の証です。内戦中のスペインに渡り、第3の妻マーサと結ばれた彼は『誰がために鐘が鳴る』『武器よさらば』を執筆しました。

●サザンモストポイント

アメリカ最南端のモニュメントが立つ地点。キューバまで90マイルという表示が示す通り、真っ青な海が広がるポイント。巨大なコンク貝のイラストが描かれ、黒・黄・赤で彩られたマーカーは大西洋を背にするシャッターポイントで、お土産屋さんと観光客でいつも賑わっています。正式にはこの先の軍事施設がアメリカ最南端ですが、一般人が足を踏み入れることが出来る最南端、そしてオーバーシーズ・ハイウェイの終着点でもある人気ポイントです。

サザンモストポイント(イメージ)

●スロッピー・ジョーズ・バー

スロッピー・ジョーズ・バー(イメージ)

キーウエストの目抜き通り、デュバルストリート沿いにあるバー。お酒好きなヘミングウェイが毎晩通ったお店としても有名ですが、もとは今の「キャプテン・トニーズ・サルーン」にあったお店。店主のジョー・ラッセルとは海釣り仲間として気が合い、荒々しい海の世界の様々な会話がのちの名作『老人と海』に繋がっています。ライブ演奏で盛り上がるお店だが、2階は打って変った静けさ。彼の好きだったと言われるスコッチウイスキーを傾けながら、いにしえの文豪に思いを馳せたくなる素敵な雰囲気です。

●動植物の楽園 世界遺産 エバーグレイズ国立公園

マイアミの南西50km、フロリダ半島南端に広がる湿地地帯、それがエバーグレイズ国立公園。湿地の深さは数センチ~10センチあまりと季節によって異なるが、川幅はなんと150km!広大な敷地には300種類以上の鳥や150種類あまりの魚類、ワイルドなワニも生息しており、エアポートに乗ってのマングローブクルーズは自然の豊かさと懐深さを感じるのにもってこい。野生のワニとのハラハラドキドキの接近もよし、珍しい野鳥探しのバードウォッチングもよし。東京都の2倍以上の広い園内は1933年にユネスコ世界自然遺産に登録されました。

エアボートクルーズ(イメージ)


【記事一覧】
マイアミ編
マーリンズパーク編



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